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バルセロナがギュンドアン獲得を公式発表!

バルセロナは、マンチェスター・シティからMFイルカイ・ギュンドアンをフリーで獲得した。2023年の6月末でシティとの契約が切れる32歳のギュンドアンは、バルセロナとの2年契約(3年目のオプション付き)で合意した。彼の放出条項は4億€に固定されている。

米大手スポーツメディアの『ESPN』によれば、シティは当初バルセロナの金銭的なオファーに応じる気はなく、ギュンドアンとの契約を1年延長し、2年目のオプションをつけるつもりでいたという。

「今日はほろ苦い。別れは決して簡単なものではないが、このチームとの別れはさらに難しい」とギュンドアンは『ザ・プレイヤーズ・トリビューン』に自身の言葉で語っている。

「グループチャットでみんなに退団の知らせを伝えなければならなかったとき、僕はとても感情的になった。正直、みんなと離れるのは寂しい。でも、チャンピオンとしてここを去ることができるのは幸せだし、クラブへの愛しかない。3冠チームのキャプテンとして別れを告げられるサッカー選手がどれだけいるだろうか?」

「私たちが成し遂げたことは素晴らしい。7年間でプレミアリーグ優勝5回。FAカップ2回。チャンピオンズリーグ。3冠だ。でも、それはトロフィーに過ぎない。一番忘れられないのは、特に今シーズンのチーム内の雰囲気だ。サッカーでこんな経験はしたことがない。」

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インテル・マイアミCFへの移籍を決め、リオネル・メッシとの再会を逃したバルセロナは、中盤に厚みと得点力を加えるために、ギュンドアンを獲得するつもりだ。シャビ監督は、昨シーズンの特にペドリ不在時にパフォーマンスレベルが落ちたと感じていて、ファイナル・サードの補強にとても熱心だった。

こうした要求からギュンドアンは、ペドリの他にもフレンキー・デ・ヨングやガビ、フランク・ケシエ、セルジ・ロベルトといった中盤の選手をサポートするような立ち振る舞いを求められるだろう。

一方でセルヒオ・ブスケツがメッシを追い、インテル・マイアミCFに移籍したことで、シャビはポジションがより深い中盤を獲得する必要があると考えており、またそれがクラブの移籍戦略における最優先事項であると信じている。

ギュンドアンは、プレミアリーグ王者のキャプテンとして歴史的な3冠を達成し、今月初めにはチャンピオンズリーグのトロフィーをも手にした。マンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ決勝でのゴールを含め、今シーズンは51試合に出場して11ゴールをマークしている。

2016年にシティに加入するまではボルシア・ドルトムントで、バルセロナで再会を果たすロベルト・レヴァンドフスキとともにプレーし、1.FCニュルンベルクVfLボーフムにも在籍していた。

「もし移籍するとしたら、納得できるクラブは世界でひとつしかなかった。バルセロナに行くか、何もしないかだった。」とギュンドアンは移籍を決めた時の心情を語っている。

「小さい頃から、いつかあのシャツを着ることを夢見ていた。バルセロナがあるべき場所に戻る手助けをしたいんだ。」

「旧友レヴァとの再会となるし、長い間尊敬してきた監督の下でプレーできることに興奮している。シャビとこのプロジェクトについて話をしたとき、とても自然に思えたんだ。キャラクターとしても、ゲームの見方としても、僕らには共通点がたくさんあるんだ。」

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歴史的な偉業を成し遂げたチームを引っ張ったキャプテンは、新たなスペインの地でどんなフットボールを見せてくれるのだろうか。